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フィリピン、羽田1日4便可能、昼間枠も-オープンスカイ合意

  • 2013年9月18日

 日本とフィリピンの航空当局間協議が9月11日から13日にかけて開催され、羽田空港について、国際線発着枠が6万回に増加する段階で双方昼間時間帯に1日2便、深夜早朝時間帯に1日2便、計4便まで運航を可能とすることで合意した。羽田の国際線発着枠の増加は2014年3月末の予定だ。

 また、首都圏空港を含むオープンスカイで合意。成田空港の二国間輸送を相互自由化し、首都圏以外の空港については、以遠地点への輸送の相互自由化もおこなう。

 このほか、日本とフィリピン双方の航空企業の運航柔軟性の拡大という視点から、コードシェアの枠組み自由化も実施するとした。

 これに伴い、フィリピン政府観光省(DOT)東京支局東日本代表のバレンチノ・カバンサグ氏はJATA旅博会場で取材に応え、「(航空交渉は)うまくいった。羽田枠をもらえたことは非常に嬉しい」と喜びを述べた。DOTによると、フィリピンへの日本人訪問者数は伸び調子であり、1月から5月までの累計は7.51%増の17万9984人。カバンサグ氏は、7月にフィリピンの訪日ビザ要件が緩和したことについても言及し、「どの航空会社がどこに飛ぶのかは現時点では不明だが、航空交渉をきっかけに日本とフィリピンの相互交流が増えていくのではないか」と期待を示した。

 また、今回の合意を受け、日本航空(JL)は羽田/マニラ線の就航に意欲を示した。全日空(NH)も新規就航や増便については確定していないが、2014年夏スケジュールから、羽田/フィリピン線の路線の運航をめざしたいとしている。