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春秋航空、成田発着で国内線-14年5月から高松、広島、佐賀

  • 2013年9月5日

(右から)春秋航空日本取締役会長の王煒氏、代表取締役社長の鵜飼博氏、オペレーション本部長の内田実氏 春秋航空日本は2014年5月末から、成田/高松、広島、佐賀線の運航を開始する計画だ。9月5日、国土交通省航空局に航空運送事業の経営に関する許可を申請した。機材はボーイングB737-800型機で189席。それぞれ1日2便で運航する計画だ。当初は13年秋の就航をめざしていたが、申請などに時間がかかったことから後倒しする。

 春秋航空日本は2012年9月7日に設立した、春秋航空(9C)や春秋国際旅行社を保有する春秋グループが出資した航空会社。資本金は15億円だが、申請許可時に60億円に増資予定だ。現在9Cが33%を出資し、残りの67%が日本のIT商社やファンドなどで、航空会社の出資者はいないという。

春秋航空日本代表取締役社長の鵜飼博氏 同日開催した記者会見で、春秋航空日本代表取締役社長の鵜飼博氏は、新規就航する3空港について、春秋グループとして「ネットワーク構築のための重要な空港」と説明。特に高松と佐賀は9Cが上海線を運航しており、乗継需要をねらう。鵜飼氏は「お客様にとっての魅力的な観光資源があり、アクセス面でも利用しやすい。我々は3空港を九州、四国、中国3地域へのアクセスゲートとして、現状では最適と考えている」と述べた。

 一方、拠点と位置づける成田については運用制限があるものの「首都圏の大きな市場が背後に控えており、多くの国際線が飛んでいる、その環境を活用したい」考えだ。

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