シンガポール航空、新プロダクト発表、座席とエンタメ機器

  • 2013年7月16日

SQ新座席、ファーストクラス シンガポール航空(SQ)はこのほど、新しい座席と機内エンターテイメントシステムを発表した。座席はファースト、ビジネス、エコノミーいずれも刷新するもので、機内エンターテイメントシステム「クリスワールド」も全クラスが対象。

 ファーストクラスは座席の後ろが倒れないシェル型で座席幅は35インチ、ベッド長は80インチから82インチに。ビジネスクラスもシェル型で、シートは132度までリクライニング可能。就寝時には78インチのフルフラットベッドになる。アメニティやノートパソコンの収納スペースも設置。また、エコノミークラスは新しいデザインと素材の採用によりスペースを拡大した。

 クリスワールドは、全クラスで従来よりも大きなLCDスクリーンを採用し、ファーストクラスで23インチから24インチ、ビジネスクラスで15.4インチから18インチ、エコノミークラスで10.6インチから11.1インチにそれぞれ拡大。

SQ新座席、エコノミークラス また、タッチスクリーン式のハンドセットを採用しており、例えば映画を見ながらハンドセットで最新のニュースや航路の確認をできるようにした。ファーストとビジネスにはUSBポートに加え、HDMIポートも設けている。

 コンテンツは、映画230本以上、テレビ番組340本以上、ラジオ22番組以上、音楽CD790枚以上を用意。ゲームも3Dのものを含めて搭載。このほかソーシャルネットワーキングサービスなど多様な機能も追加した。

 新しい座席とクリスワールドは、まず9月から受納予定のボーイングB777-300ER型機8機に導入。また、発注済みのエアバスA350型機にも搭載を予定しているほか、クリスワールドについては既存の機材についても今後置き換えていく方針。なお、新内装での初便は9月のシンガポール/ロンドン線となる予定だ。