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主要58社、2月の海外旅行は2.6%減、ツアー単価は上昇

  • 2013年4月15日

 観光庁が取りまとめた2013年2月の海外旅行取扱状況速報によると、海外旅行の取扱額は前年比2.6%減の1743億77万円となり、2ヶ月ぶりに前年を割り込んだ。一部旅行会社からは引き続き中国と韓国が低調との報告があったという。

 海外募集型企画旅行の取扱状況では、取扱人数が13.0%減の36万6802人と2桁減となった一方、取扱額は0.9%減の547億8871万円で、1人あたりの単価は13.8%増の14万9369円。訪問者数の多い中国、韓国の需要減を、他のデスティネーションでカバーしている様子が窺える。

 企業別で見ると、海外旅行取扱額が最も多かったのはジェイティービー(JTB)グループ14社で3.0%増の383億5813万円。2位以下は、エイチ・アイ・エス(HIS)が2.0%減の298億8279万円、阪急交通社が8.8%減の174億9777万円、KNT-CTホールディングスが1.1%減の129億715万円、日本旅行が5.9%増のの103億3206万円などとなった。

 一方、伸び率が高かったのはジャルセールスで38.9%増。取扱額が50億円を超える企業の中では日本旅行の5.9%増が最も高い結果となった。また、58社のうち前年を上回ったのは24社であった。

 なお、海外旅行以外では、外国人旅行が26.5%増の43億3280万円、国内旅行が0.7%増の2755億8730万円、合計は0.4%減の4542億2086万円であった。国内旅行は3ヶ月ぶりに前年を上回っている。


▽主要旅行会社取扱概況
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