トランスアエロ航空、成田/モスクワ線就航-5月から週2便で

  • 2013年4月7日

インターアビエーション・ジャパン、UN日本地区営業部長の花岡健治氏  トランスアエロ航空(UN)は5月25日、成田/モスクワ・ドモジェドヴォ線に新規就航する。期間は5月25日から9月26日までで、週2便での運航。政府認可取得済だ。

  UNは2008年に成田/サンクトペテルブルグ線を開設したが、同年10月26日から運休。10年に夏の季節便として再開するも、11年は震災の影響もあり運休した。12年は同路線を夏季節運航便として運航しており、UN日本地区指定代理店のインターアビエーション・ジャパンUN日本地区営業部長の花岡健治氏によると、旅行会社のパッケージツアーを中心に好評だったという。花岡氏は「レジャー需要も1つの柱にしながら、レジャー中心のサンクトペテルブルク線にはなかなかない、ビジネス需要も取り込んでいきたい」と意気込みを語った。

 運航機材はボーイングB777-200ER型機で、ビジネスクラス30席、エコノミークラス293席の計323席。航空運賃は片道2万8400円からで、別途燃油サーチャージと1区間の予約システム料1850円が必要となる。花岡氏は運賃面のメリットをアピールするとともに、団体旅行に対して柔軟性のある対応をすることで、競合他社との差別化をはかる考えを示した。

 また、同日乗り継ぎについては、モスクワ発の場合はサンクトペテルブルクなどからの同日乗り継ぎ可能だが、日本発の場合は無い。このため、現在UN側と同日乗継が可能になるよう調整しているという。

  さらに、花岡氏はチャーターの実施についても言及。UNは2012年に成田/ウラジオストク、広島・関西/モスクワ、福岡/サンクトペテルブルク線を、また、第3国チャーターとして福岡/ケアンズ線のチャーター運航を実施していた。今年は場所は未定としながらも、引き続き実施していく考えだ。

 なお、インターアビエーション・ジャパンでは5月中旬以降、UN日本地区指定代理店として、旅行会社や消費者からの問い合わせを受け付けるコールセンターを設置。成田発着便、乗継便に関する運航情報や、予約発券の確認、運賃規則の確認、UNのマイレージサービスなどのサービス全般に関する問い合わせに対応していく。

 成田/モスクワ線の運航スケジュールの詳細は下記の通り。

▽UN 成田/モスクワ線 運航スケジュール(5月25日~9月29日)
UN863便 DME 21時00分発/NRT 11時30分着※翌日(水・土)
UN864便 NRT 13時00分発/DME、 18時00分着(木、日)