来年は「美作国」建国1300年 岡山県で記念祭を開催
岡山県はこのほど、大阪市北区のANAクラウンプラザホテル大阪で美作国建国1300年記念と題した「晴れの国おかやま観光プレゼンテーション2012」を開いた。会場に集まった関係者260人に、来年開催される美作国建国1300年祭や美作地域の観光素材をアピールした。
第1部の説明会で、伊原木隆太・岡山県知事が「岡山は景色も料理もすばらしい。もう一度行きたいと思ってもらえるよう工夫し努力したい」とあいさつ。
美作国建国1300年記念事業実行委員会の宮地昭範会長(津山市長)は「すでに今年から建国1300年記念事業のプレイベントが始まっている。本番の来年には民話や歴史、文化などを盛り込んだミュージカルなど歴史にふれるイベントを展開したい」とPR。なかでも岡山県在住の作家あさのあつこさんが美作地域を舞台としたミステリー小説を執筆し、小説を片手に美作各地を訪ね歩くことで謎解きや犯人探しを行うイベントに注目が集まる。
講釈師の旭堂南西さんは、美作地域を東西に横断する出雲街道(現・国道179、181号)沿いの10市町村の観光素材をアピールした。さらに、美作三湯女将の会「華の会」の佐々木裕子さん、奥津温泉「こぶしの会」の鈴木和枝さん、湯原温泉「しゃくなげ会」の上塩浩子さんらが各温泉の魅力を訴えた。
第2部の交流会では、ひるぜん焼そばや津山ホルモンうどん、美咲たまごかけごはん、奈義ビーフステーキなど美作地域の食材を振る舞った。パンフレットも配布し、参加したマスコミや旅行会社と交流を深めていた。
情報提供:トラベルニュース社