エアベルリン、EYとコードシェアで日本就航、アブダビ経由4地点

  • 2012年11月29日

 エアベルリン(AB)は12月1日、エティハド航空(EY)とのコードシェアにより、アブダビ経由で成田と中部の2空港に就航する。11月29日付けで、国土交通省がABの外国人国際航空運送事業の経営を許可した。

 国土交通省によると、日本/アブダビ間はEYの運航便、アブダビ/ドイツ国内間はABとEYそれぞれの運航便が対象となる。ドイツ国内はベルリン、デュッセルドルフ、フランクフルト、ミュンヘンの4地点。

 なお、ABは2005年12月設立で、外国人国際航空運送事業の経営許可申請時点でエアバスA320型機など152機を保有し、週あたり国際線を3491便、国内線を1431便運航。2012年2月には日本航空(JL)と欧州内でコードシェアを開始し、3月にはワンワールドに正式加盟している。

 一方、ABとEYの間では、ABの株をEYが3割弱保有し、ボーイングB787型機の管理体制を統合するなど提携を深化しているところ。EYは自社運航便の増加とともに、コードシェアと他社の株式保有を成長戦略の3本柱と位置づけており、今回のABの日本就航もこうした枠組みの中の動きといえる。