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トラベル世界、中近東、アフリカ、シルクロードの専門デスクを開設

  • 2012年11月26日

 トラベル世界は10月、中近東、アフリカ、シルクロード専門デスク「Torasse(トラッセ)」を開設した。同社常務取締役の渡辺孝雄氏は取材に応え、「消費者に対し、トラベル世界は中近東、アフリカ、シルクロードに強い、という点をアピールしていきたい」と意欲を示した。専門デスクの開設により、2015年9月までに現在の5倍の取扱人数をめざす。

 3地域の取扱人数はトラベル世界全体の4割弱。トラベル世界の創業当初から扱っている地域であり、渡辺氏は長年積み重ねてきた経験値の高さに自信を示す。旅行業界内では3地域についてトラベル世界は強いという認識はある程度されているが、消費者の認知はまだ低いという。「今後は旅行会社として特色を出していく必要がある」との考えから、専門デスクを新設したという。

 専門デスクは3地域の専門家2名で構成。消費者に対する企業イメージの構築と認知度の向上をはかり、詳細は未定だがメディアを活用したプロモーションや、大使館での消費者向け説明会などを実施する計画だ。また、社内での教育、啓蒙活動として、社内の勉強会などもおこなっていく。

 さらに、専門的な知識を活かし、3地域の団体旅行やFITなど受注型企画旅行を担当。パッケージツアーの造成については、ツアー造成担当部署にアドバイスをおこなうとともに、一部はトラッセで実施する。