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トランスアジア航空、9月に日本5路線新設-需要獲得へ認知向上

  • 2012年8月27日

GEのエアバスA321neo型機 トランスアジア航空(台湾名:復興航空/GE)は9月、台北発着の那覇、札幌、函館、旭川、釧路の5路線を開設する。使用機材は那覇線がエアバスA320型機、北海道4路線がA320型機もしくはA321型機。

 GEは1951年設立のフルサービスキャリアで、現在は国内線、国際線ともに6都市に7路線ずつを運航しているほか、中台直行路線も23路線展開。日本路線では2008年にチャーター便の運航を開始し、昨年末に日台間でオープンスカイが合意されたことを受け、2012年6月には関空への定期便を開設している。

 このほどGE日本支社マーケティング統括部長に就任した犬間雅信氏によると、9月に就航する5路線は主にインバウンドでの利用を主眼としたものだが、アウトバウンドでの販売にも意欲的。競争が激しくアウトバウンドへの期待が高い関空線を含め、まずはパッケージツアーの造成を働きかけたい考えだ。まずは年末まで認知向上に注力をしていく方針で、旅行業界向けの優待運賃の設定も前向きに検討しているという。

 なお、GEは「台湾の航空会社の中で最も株価が高く、資金調達力が強い」ため、新機材の導入により「路線網をどんどん拡大している」ところ。日本路線についても、東京を含め新路線の就航や増便を検討していくという。


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