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全日空、海外空港まで「手ぶら」-ヤマト運輸と新サービス

  • 2012年8月20日

 全日空(NH)とヤマト運輸は9月1日から、東京2空港と関空発の国際線を利用する旅客を対象に、新たに「手ぶらサービス」を開始する。これは、自宅や勤務先などから手荷物を発送すると海外到着空港のターンテーブルで受け取る事ができるサービス。これまではNHが「ANAスカイポーター」として同様のサービスを提供し、地上運送部分は複数の運送会社を利用していたが、新サービスではヤマト運輸がサービスの提供主体となり、地上運送も一括で担う。

 対象路線は成田と羽田、関空発の米国線を除くNH国際線。NHの航空券を予約、購入した後、NHウェブサイト経由でヤマト運輸の専用ウェブサイトから申し込むことで利用可能。インターネットチェックインと併用すると、出発空港の手続きが完全に不要となり、空港到着後にそのまま保安検査場に進めるようになるという。

 また、集荷の際にヤマト運輸のセールスドライバーが印字済みの送り状を持参するなど利便性も向上。ヤマト運輸からNHへの荷物の引渡しが完了した際には、メールで配達完了も知らせる。集荷申し込みは出発日の前日15時を期限とするが、集荷自体は東京の場合、離島を除き当日12時まで対応する。料金は空港宅急便に310円の追加。サービスを利用すると1個あたり100マイルを積算する。