エア・パシフィック社名変更、「フィジー・エア」に-構造改革で

  • 2012年5月20日

 エア・パシフィック航空(FJ)は、社名をフィジー・エアウェイズに変更する。これはFJが今後取り組む、収益改善や路線網の見直し、新機材への投資など一連の構造改革の一環で、新ブランドへの移行は2013年中を予定する。フィジー・エアウェイズは1958年から1970年に使用していた社名で、FJでは「誇り高いフィジーの伝統と、フィジーへ渡航する際に最も大きな役割を担う航空会社であることを表す」としている。

 FJ最高経営責任者のデビッド・フリーガー氏は、社名変更を含む構造改革を進めることで「南太平洋随一の航空会社として成長していく」とコメント。その上で、フィジーが「傑出したリゾートやホテル、多様なアクティビティを提供できる」ことから、「最終目的地としてだけでなく、ロサンゼルスや香港への長距離移動の途中で立ち寄れる短期滞在目的地として発展できる多くの機会を持っている」としている。

 こうした需要を獲得し、富裕層市場に対応するため、FJでは機材や機内装備、空港ラウンジなどサービスやプロダクトに継続的に投資していく計画。例えば3機のエアバスA330-200型機を発注しているといい、新しい社名と機体デザインで2013年までに納入される予定だ。