ブリティッシュ・エアウェイズ、iPadを本格導入へ
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は2011年の冬スケジュールから、機内サービス用にiPadを本格導入することを決めた。全世界のシニアレベルの客室乗務員2000名が、旅客情報などを表示可能な独自のアプリを搭載したiPadを活用し、旅客サービスの向上につとめる。
BAでは今夏、3ヶ月間にわたって100名の客室乗務員が合計226便で試験導入をおこない、旅客、客室乗務員の双方から高い評価を得られたという。これまで客室乗務員は、旅客が搭乗してドアが閉まる間際に旅客情報を印刷した紙の束が渡され、それに基づいてサービスを実施してきたが、iPadの導入により、ドアが閉められた後でも旅客情報を瞬時に更新できるようになるという。
iPadで確認できる情報は、旅客の席順や同行者の有無、会員向けプログラムなどのステータス、機内食の特別リクエスト、タイムテーブル、安全マニュアルなど。また、飛行中に旅客サービスに関する問題が発生した場合も、着陸後にiPadがネットワークに接続すると同時に必要な必要な情報が地上スタッフに送られ、適切な処理が可能になる。