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今年の上半期ホテル料金、アジアは減少傾向-日本3都市が変化率10位内に

  • 2011年11月29日

 ホテルズ・ドットコムの世界主要都市のホテル料金調査「ホテル・プライス・インデックス」(HPI)によると、2011年度上半期のホテル料金について、全世界の平均は前年よりも3%上昇した。一方、アジア圏は10%以上も低下した地域が多数あったといい、例えば中国の上海は26.9%減の8950円、北京は15.6%減の8916円、広州は11.0%減の7955円。これについてホテルズ・ドットコムでは、昨年の上海万博の反動や周辺地域の需要縮小が原因であると考えられていることを紹介する。

 日本は全世界の料金の変化率の中で、大阪が32.5%減の9949円で1位、京都が27.2%減の1万3460円で3位、東京が13.9%減の1万2755円の8位となった。ホテルズ・ドットコムでは、震災後の国内旅行者の自粛、特に京都は4月の桜の時期に需要が高まるが、震災の影響で料金を下げたことが理由にあるとみている。ただし、17ヶ国500名を対象にした最近の調査によると、回答者の86%が、来年中の訪日旅行を考えるとの結果になったという。