情報収集「ネット」が6割、ガイドブックも根強い人気
ジェイティービー(JTB)がこのほど実施した旅のアンケート「たびQ」のガイドブックの利用に関する調査で、旅行をする時に最も活用する情報源はインターネットとする回答が全体の62%を閉めた。ガイドブックなど旅に関する書籍が23%で続き、旅行会社のパンフレットは6%で3位となった。一方、旅行をする時に紙媒体のガイドブックを利用するかどうかを聞いた質問では、「利用することの方が多い」が49%、「必ず利用する」が26%となり、依然として紙媒体のガイドブックの人気が根強い傾向が窺える。
利用するガイドブックの特徴を聞くと、「地図が分かりやすいもの」が19%、「コンパクトで軽いもの」が17%、「街歩きプランなど細かく観光の記載があるもの」が12%で上位を占めた。逆にガイドブックを利用しない人の理由は、「インターネットで情報収集するので必要ない」が40%、「荷物になる」が33%であった。
このほか、旅行ガイドブックの電子書籍を利用してみたいと思うかの設問では、「思う」が39%に留まり、「思わない」が61%となった。男女別では、男性で「思う」のが41%に対し、女性は36%。また、「思う」人の割合を年代別で見ると、20代は49%、30代は40%、40代は39%、50代は40%となった。
なお、旅行の情報収集にあたって綿密に情報を収集する「慎重派」か、あまりしない「行き当たりばったり派」かでは、慎重派が69%で、行き当たりばったり派が27%。実際に、旅行に行く前に調べる情報を聞いた質問では、「その街の観光名所情報」が34%、「ホテル・旅館に関する情報」が20%、「アクセス情報(地図など)」が12%、「自分のテーマや嗜好にあった情報」が9%、「レストランなど飲食店情報」が8%などとなっている。
調査は10月6日から10月13日にかけて実施し、有効回答数は7038名。男性が4164名、女性が2613名、不明が261名であった。また、年代別の分布は、20代が237名、30代が1205名、40代が2398名、50代が1837名、60代が947名などとなっている。