マカオ、来年はソーシャルメディア活用、FIT獲得へ

  • 2011年9月22日

 マカオ観光局は2012年、ソーシャルメディアを活用した広報活動「マカオ12」の展開を計画中だ。従来は、シニアや団塊世代、女性、家族、修学旅行などをプロモーション対象としてきたが、日本人訪問者数が年間40万人超の規模に達した市場の現状を考慮し、より広範な潜在的旅行者に向けて直接的に情報を発信する方針。これにより、FIT層の需要増をめざすという。

 マカオ12では「マカオ一人旅」をコンセプトに、「アラサー」「アラフォー」を中心とした世代の一般消費者と旅行ジャーナリストなどから12人の参加協力者を募集。twitterやFacebookなどのソーシャルメディア上でつぶやきや投稿からマカオ旅行の魅力を発信してもらう。

 12人の参加者は1人が1ヶ月ずつ担当し、年間を通じた情報発信につなげる。参加者は、担当する1ヶ月のうち1週間でマカオを訪問し、前後3週間は日本でマカオや旅行についてコメントを書きこむ。発信内容はマカオ観光局の公式ウェブサイト上で連動するほか、旅行業界・メディア向け、消費者向けに発行している季刊誌でも掲載予定だ。

 なお、12ヶ月のうち1月から6月までを第1期とし、JATA旅博のマカオ観光局ブースで参加者を募集する。募集と選考の際には、マカオ個人旅行のテーマ、実現したい希望、これまでの海外旅行歴、ソーシャルメディア利用者としての実績などを基準とするという。