立教観光学部、夏の志賀高原の観光活性化へ-旧ホテル活用しバーを開業

  • 2011年7月27日

 立教大学観光学部庄司研究室の学生が、長野県にある志賀高原の夏の観光活性化に向けてプロジェクトを立ち上げた。これは、「クラシックな夏」をコンセプトに、旧志賀高原ホテルを利用し夏季限定のバーをオープンするというもので、クーラーに依存していなかった昔の夏の楽しみ方や避暑を提案することで、夏の観光地として志賀高原の魅力をアピールする。

 旧志賀高原ホテルは戦前の1937年に開業し1999年に閉鎖された赤い屋根が特徴の高原リゾートホテル。志賀高原のシンボル的存在だったため、現在も本館のみ解体されることなく歴史記念館として使用している。今回は、歴史記念館として使用している建物の外敷地部分を活用し、8月12日から21日までの午後5時から午後11時まで「The Garden Bar Shigakogen」としてオープン。運営は立教大学OBの在籍する都内シティホテルで研修を受けた観光学部の学生ら18名が担当し、志賀高原ビールやワイン、サイドメニューなどを提供する。

 立教大学観光学部庄司研究室では昨夏、志賀高原東館山山頂に「五感で楽しむ山ガールの隠れ家」をコンセプトとしたカフェをオープンするなどし、夏の志賀高原の観光需要活性化に着手。約1ヶ月間営業したところ、3193名を集めたという。