日本航空、4月の国際線旅客数は47%減、座席利用率も苦戦

  • 2011年6月15日

 日本航空(JL)の2011年4月の国際線旅客数は、東日本大震災の影響もあり前年比47.0%減の40万9086人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は29.1%減としたものの、有償旅客の輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)が45.8%減となり、有償旅客による座席利用率を表すロードファクターは16.5ポイント減の53.7%に下がった。

 方面別で見ると、中国線の旅客数が37.8%減の8万5291人となり、全路線で最も落ち込みが少なく、ロードファクターも8.8ポイント減ながら62.8%と全路線で最も高くなった。旅客数では、次いで欧州線が40.5%減の3万4788人、太平洋線が43.4%減の9万3097人となった。

 なお、国内線は旅客数が32.2%減の187万1991人、ASKが25.7%減、RPKが34.9%減となり、ロードファクターは7.0ポイント減の49.3%となった。