アマデウス、中国系航空会社3社とセミナー共催-運航再開や増便も

  • 2011年6月6日
アマデウス・ジャパン代表取締役の大竹美保氏

 アマデウス・ジャパンは6月2日、中国南方航空(CZ)、マカオ航空(NX)、香港航空(HX)と共同で、セミナーを開催した。アマデウス・ジャパン代表取締役の大竹美保氏は、「中国のメジャーな都市だけではなく、ポテンシャルがある都市へのルートを確立している中国系キャリア3社とのセミナーの機会ができたことを感謝している」と話し、「日本発における中国系キャリア3社とアマデウスのコラボレーションを知っていただき、各社のビジネス拡大につなげてもらえれば」と同セミナー開催の趣旨を語った。 

 同セミナーではCZ、NX、HXが各社のプロダクトや最新情報を提供。CZは「広州から第三国へ」と広州をハブとした世界各都市への乗り継ぎをアピール。CZの公示運賃はアマデウスのGDSを利用し、ワンクリックで確認することができるという。さらに東京/大連線が好調であることを受け、CZは同路線を週5便から週7便に増便する予定で最終調整段階であることを明かした。早ければ6月6日の週にアマデウスに反映される予定だ。

今回のセミナーは業務渡航を取り扱う旅行会社が対象

 NXは2010年に開始した全日空(NH)との共同運航などにより札幌、福岡、沖縄といった地方顧客の獲得や、他社との提携を通じ需要の取り込みをはかってきた。震災発生以後は運航を停止していたが、7月3日に木曜日と日曜日の週2便の運航を再開する。また、HXは2010年10月31日に成田/香港線でデイリー運航を開始したが、今後、成田発の時間が早まる可能性があることを示唆。実現すれば香港から海南島の最南端に位置する三亜への同日乗継が可能となる見込みだ。また、成田、関西、千歳、那覇に加え、さらに4都市への就航を計画。鹿児島、新潟、茨城などが候補地として挙げられた。

 なお、セミナーでは、予約端末のアマデウス・セリング・プラットフォームについても紹介。CZ、NX、HXの予約画面を例に空席紹介、タイムスケジュールの確認、運賃の表示方法などが実演された。そのなかで、CZなどの航空会社がアマデウスのデータベース上に登録する「プライベートフェア」についても説明した。