全日空、ボーイング787を今夏に受領へ、7月に日本初飛来
全日空(NH)は2011年8月から9月に、ボーイングB787型機を受領する予定だ。これにあわせNHとボーイングは、B787型機の就航準備として、同機材を日本に初飛来させる。国内での検証プログラムの一環として実施するもので、プログラムは7月4日から8日に実施し、期間中に羽田、伊丹、関空、岡山、広島の各空港を結ぶ路線で、実飛行をする予定だ。作業では給油作業や格納庫内のスタンド、空港のゲートとのフィットチェック、トーイングなどを予定している。ただし、検証プログラムは関係当局の認可を前提に実施することになる。
なお、NHはB787型機のローンチカスタマーであり、同機材を世界に先駆けて受領する。B787型機は燃費効率を約20%高め、長距離路線を中型機で運航が可能であることから、NHでは中期経営計画の柱に据えていた。当初は2008年の5月に受領を予定していたが、部品不足やシステム統合、期待の不具合などの影響で、納入が大幅に遅れていた。