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ベルリン、日本人訪問者数は15%増−ベルリン新空港への直行便就航に期待感

  • 2011年2月16日
 ベルリンからベルリン観光局局長のブルクハルト・キーカ―氏らがこのほど来日し、2月15日にプレス懇親会を開催した。キーカー氏は、2010年の外国人観光客のベルリンでの宿泊数が約2000万泊となり、「ロンドン、パリに続くヨーロッパで3番目に重要な都市として地位を確立した」と強調。さらに日本人訪問者数が前年比15.5%増の4万6500人、宿泊数は6%増の10万2000泊と拡大したことで「昨年で上向きに進む流れができた」と期待を示した。

 また、キーカ―氏は2012年6月3日に開港する予定のベルリン・ブランデンブルク国際空港に対し、日本からの直行便の就航を促していく方針だ。同氏は「過去の経験からみると、直行便の就航により2倍の渡航者数が見込める」との考えで、日系航空会社やルフトハンザ・ドイツ航空(LH)に東京/ベルリンの直行便就航を働きかけているという。ベルリン・ブランデンブルク国際空港のデレテ・ハウスマン氏も「直行便が就航すれば、ベルリンへのさらなる起爆剤になるのでは」と期待を述べた。新規就航の航空会社に対してはインセンティブも用意しているという。

 一方で、既存のフライトによる接続強化もはかる。ハウスマン氏によると、ワンワールドに加盟予定のエアベルリン(AB)と日本航空(JL)はフランクフルト/ベルリン間でコードシェア便を運航しており、今後はこうした連携の拡大を促していく考えだ。

 同空港はシェーネフェルト空港を拡張して開港するもの。空港の一本化をはかるため、開港にあわせてテーゲル空港は閉鎖する。空港はLCCとの共用だが、航空会社のサービスに応じてエリアを区分けする。高速道路や鉄道など公共交通などのインフラも整備しており、ハウスマン氏はベルリンの中心部へは車で最速20分、高速鉄道で20分強で、鉄道駅から200メートルでチェックインエリアに到着するなど、交通の利便性をアピールした。2012年の需要は年間で2700万人を予測しており、将来的に4500万人に拡大する見込みだ。


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