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ミュゼトラベルがサービス提供終了、11月30日で

  • 2015年12月1日

 女性向け脱毛サロン「ミュゼプラチナム」を展開するジングループのミュゼトラベルは、このほど同社ウェブサイトで、11月30日をもって新規の旅行の申し込みと予約の受け付けを終了したことを発表した。ウェブサイトでは終了の理由などは明らかにしておらず、「この度サービスを終了させて頂くこととなりました」と説明。同社は今後、申込済みの旅行などに関する対応を進めるが、その後の予定については明らかにしていない。

 ジングループはフィリピン方面を得意としていたタートルトラベルを買収して、2012年には社名をジンジントラベルに変更。さらに13年にはミュゼプラチナムのブランド力を活用してF1層の取り込みを強化すべく、現在のミュゼトラベルへと社名変更をおこなっている。昨年9月には沖縄ツーリスト(OTS)の本土地区カンパニーを譲受し、社名を「ミュゼトラベル・沖縄ツーリスト」に変更すると発表。しかしOTSによれば、ミュゼトラベルは9月末にOTS側へ契約解除の意向を伝えている。

 その後、ミュゼトラベルは今年1月に、新規事業の展開などに向けた組織体制の変更を実施。あわせてジングループの中核企業であるジンコーポレーションの役員2名を、取締役に任命していた。

 ジングループは11月6日、医療用グラフィックス会社のリアルビジョンなどを傘下に持つ持株会社のRVHとの間で、ミュゼプラチナムのブランド維持などに向けたスポンサー支援に基本合意。今後は、一部のインターネット上の情報などによりミュゼプラチナムの顧客に広がった信用不安の回復に努めるとともに、事業再建などに取り組むとしている。