成田と関空、入国審査場にファストレーン、訪日VIPなどに対応
国土交通省は3月30日から、成田国際空港と関西国際空港の入国審査場で、国内空港では初めてファストレーンの運用を開始する。国際会議の参加者やVIPなどの入国手続きを迅速化するための専用通路で、利用者には航空会社や国際会議運営会社などが事前にQRコード付きのクーポンを発行。到着した利用者はバーコードリーダーにQRコードをかざしてレーンを通過する。
成田は第1ターミナルの南北入国審査場に各2レーンと、第2ターミナルの入国審査場A・Bゾーンに各2レーンを設置。関空は第1ターミナルの南北入国審査場に各2レーン設置する。
同省では「観光立国実現に向けたアクション・プログラム」に基づき、2013年から両空港への設置をめざして関係者による検討をおこなってきたところ。今後は運用状況を見ながら対象範囲の拡大などに努めるとともに、そのほかの主要空港についても早期設置に向けた検討を進める。