東武トップ、4月の組織改正で法人営業強化へ、個人旅行推進も
東武トップツアーズは4月1日付で組織改正を実施する。営業統括本部内の法人営業本部において、部の統合や新設を実施し、法人営業を強化する。
法人営業本部は現在、法人営業部、教育営業部、公務営業部、国際営業部、スポーツ営業部の5部を有しているが、このうち法人営業部、教育営業部、公務営業部と、法人営業部の所管するMICE営業推進室および宗教営業推進室を統合し、「営業推進部」に改組する。同社によれば、各事業領域での専門性の高い営業推進機能を保ちながら、連携を強化することで相乗効果を高めるねらい。
また、国際営業部については「国際事業推進部」に名称を変更。東武グループからのインバウンドに関する受託業務を担務に追加し、同グループのインバウンド戦略をサポートする。
スポーツ営業部については、営業統括本部内の営業統括部が所管する「東京2020推進室」と統合し、法人営業本部内に「スポーツ・東京2020事業推進部」を設置。スポーツ関連事業の強化をはかる。
さらに、新たな部署として法人営業本部内に「マーケット開発部」を設け、多様化・専門化・国際化する顧客のニーズを踏まえた新たなニーズの開拓や、包括的な企画の作成・提案、新規事業の立案などをおこなう。このほか、組織機能の変更も実施。営業統括本部が所管する事業開発部を廃止し、新規事業の立案や調整についての業務を営業統括部とマーケット開発部にそれぞれ移管する。
加えて、個人旅行の推進に取り組むため、営業統括部内に「個人旅行推進プロジェクト」を設置。カウンター販売やメディア販売について、新しい戦略の立案をおこなっていくという。