2月の旅行業倒産は前年と同じ2件、負債総額は5100万円
東京商工リサーチ(TSR)によると、2016年2月の旅行業の倒産件数は前年と同じ2件だった。負債総額は前年から27.5%増の5100万円で、東日本大震災関連の倒産はなかった。
2件は奈良県と神奈川県の小規模の旅行会社で、いずれも破産開始決定を受けた。奈良県の旅行会社は地元の顧客を対象に国内旅行などを取り扱っていたが、他社との競合などで業績不振が続き破産を申請。神奈川県の旅行会社は手配旅行を中心におこなうことで他社との差別化をはかっていたが、景気低迷などにより厳しい状況が続き、破産申請に至ったという。
なお、2月の宿泊業の倒産件数は1件減の7件で、東日本大震災関連の倒産は0件。負債総額は42.4%減の53億600万円だった(下記関連記事)。