フジドリーム、今夏の北海道チャーター拡充、初の関空など
フジドリームエアラインズ(JH)は6月から9月にかけて、今年も北海道へのチャーター便を運航する。今期は新たな試みとして関空、神戸、南紀白浜の関西3空港から計11往復を運航。3空港へのJHの乗り入れはいずれも初めてとなる。
使用機材はエンブラエルERJ17型機またはERJ175型機で、3空港からの利用者数は最大で814名となる予定。JHによれば、利用者はすべて国内旅行会社のツアー参加者だという。
関空発については、6月から7月にかけて稚内行き2往復と中標津行き1往復を運航。JHにとって、中標津行きのチャーター便は初の試みとなる。神戸発については7月から8月にかけて、稚内行き5往復と中標津行き1往復を予定。そのほかに青森行きも1往復設ける。南紀白浜発は9月に稚内行きの2往復を運航する。
あわせて今年は、中国地方や四国、九州など、西日本を中心に各地から北海道へのチャーター便を予定。合計では、昨年の59往復を大きく上回る146往復を運航する。利用者数は最大で1万804人に上るという。
JHは、2013年から夏期の北海道行きチャーター便の運航を開始しており、これまでに名古屋小牧などから稚内、釧路、札幌丘珠に100往復以上を実施。平均搭乗率は90%を超えているという。
なお、JHは北海道以外にも全国でチャーター便を運航しており、昨年度の実施数は497便に上る。今年度の運航便数は昨年度実績を上回る見通し。