【2024】カンボジア旅行の計画に役立つ!おすすめ観光スポット16選
カンボジアはこんな場所!
カンボジアは、一年を通じて高温多湿な気候です。観光で訪れるなら、乾季にあたる11月から3月がベストシーズンです。この時期は日差しが強く、日焼け対策が必須です。また、ミネラルウォーターなどの水分補給をこまめに行いましょう。
気になる物価事情は、日本の約3分の1程度。レストランやホテルがリーズナブルに利用できるため、旅行者にとってコストパフォーマンスは良好です。ただし、人気観光スポット周辺では観光客向けの価格設定がされている場合もあり、日本と変わらない価格となることもあります。
また、初心者にとって見落としがちなのが観光ビザ。カンボジアは30日以内の観光目的でもビザが必要です。事前にインターネットもしくは到着した空港で取得できます。
近年、カンボジアの治安は改善傾向にあります。しかし、観光客を狙った軽犯罪も多発しているため、夜の一人歩きや単独行動は避け、貴重品管理には十分注意しましょう。
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シェムリアップの遺跡群巡り!おすすめ観光スポット5選
シェムリアップは、カンボジア北西部にある観光都市です。世界遺産のアンコールワットをはじめ、さまざまな遺跡群や周辺観光を楽しむのなら4泊5日がおすすめ!
近年は、現地発着ツアーや見どころ満載のガイドツアー、自由に街中を散策できる自転車ツアーも観光客から注目を集めています。
ここでは、観光都市シェムリアップの観光スポット5選を紹介します。
01|アンコール・ワット
日本でも広く知られる世界遺産、アンコール・ワット。 9世紀から15世紀にかけて栄えたクメール王国の全盛期、アンコール王朝時代に建造された巨大遺跡群の中で、最大規模を誇る寺院遺跡です。
アンコール・ワットの内部は、三重の回廊が張り巡らされ、天地創造の物語を精緻なレリーフで表現した壁画が並びます。中でも外側の第一回廊は、8つのテーマを元に描かれた壮大なレリーフが必見です。
アンコール・ワットの魅力は、なんといっても神秘的な雰囲気です。 特に人気なのが、朝日が昇る瞬間のアンコール・ワット。早起きをして、黄金に輝く幻想的な光景を堪能してみてはいかがでしょうか。日本語ガイドツアーも多数開催されているので、歴史や文化を深く理解しながら見学することができます。
スポット名 | アンコール・ワット |
住所 | |
アクセス | シェムリアップ国際空港より、車で約10分 |
02| アンコール・トム
アンコール・トムは、アンコール遺跡群の一つであり、かつてクメール王朝の王宮が置かれた巨大な城塞都市です。一辺3kmの正方形の敷地を8mの高さの壁と堀で囲み、5つの城門が威厳を放ちます。 城門をくぐり抜けると、歴代の王によって増改築された壮麗な建造物が立ち並び、アンコール王朝の栄華を肌で感じることができます。
中央にそびえるバイヨン寺院は、アンコール王朝最盛期の王、ジャヤーヴァルマン7世の傑作。 建築王と称された彼の優れた技術が結集した寺院は、精緻な彫刻で飾られた壁面や、巨大な顔のレリーフで有名です。
アンコール・トムは、アンコール遺跡群の中でも最大級の規模を誇り、アンコール・ワットの約4.5倍の広さがあります。 じっくりと観光するには1日では足りず、多くの日本ツアーではアンコール・ワットと合わせて巡る2日間のプランが主流です。
スポット名 | アンコール・トム |
住所 | |
アクセス | シェムリアップ国際空港から車で13分 |
03| タ・プローム(遺跡群東部)
アンコール・ワットから8km北東に位置するタ・プローム遺跡は、映画「トゥームレイダー」のロケ地としても有名な寺院遺跡です。熱帯地方に繁殖するガジュマルの一種、スポアンの木の根が遺跡全体を覆い尽くす姿は、神秘的な雰囲気と同時に、自然の力強さを感じさせます。
発見当初は、自然と一体化した姿をそのまま保存するため、修復作業は行われていませんでした。 しかし近年では、建物の老朽化が進み、一部の修復作業が開始されています。巨木が遺跡を包み込むように成長する様子は、時の流れと歴史の重みを感じさせてくれます。
タ・プローム遺跡のもう一つの見どころは、恐竜のレリーフです。 謎に包まれたこのレリーフは、長い間人々の好奇心を刺激し続けています。恐竜が描かれた理由や意味は、まだ解明されていません。
スポット名 | タ・プローム(遺跡群東部) |
住所 | |
アクセス | シェムリアップ国際空港から車で25分 |
04| ロリュオス遺跡群
アンコール王朝誕生の地として知られるロリュオス遺跡群は、9世紀に建てられたヒンドゥー教寺院が数多く残る遺跡群です。アンコール遺跡群で最も古い寺院が存在し、アンコール王朝の建築様式にも大きな影響を与えたとされています。
ロリュオス遺跡群の代表的な遺跡は、プリア・コー寺院とバコン寺院です。プリア・コーはアンコール遺跡最古の寺院で、精緻なヒンドゥー教の神々の彫刻が数多く現存しています。一方、バコン寺院は5層からなるピラミッド構造をしており、アンコール・ワットの原型とされています。両寺院の建築様式を比較してみるのも興味深いでしょう。
シェムリアップ市街から南東に約14kmと、さほど遠くありませんが、アンコール遺跡群と比べると観光客が少なく、落ち着いた雰囲気で遺跡巡りを楽しむことができます。アンコール王朝のルーツに直接触れられるロリュオス遺跡群は、歴史好きにはたまらない場所です。ぜひ訪れて、クメール建築の源流を感じてみてください。
スポット名 | ロリュオス遺跡群 |
住所 | |
アクセス | シェムリアップ市街より車で20~30分 ※ツアーの利用を推奨 |
料金 | 12歳以上:アンコールパス(共通入場券)ですべての遺跡へ入場可 ※1日券は37ドル(約5,600円) |
05| プノン・クーレン(遺跡群北部)
シェムリアップ市街から北東約40kmに位置するプノン・クーレンは、クメール語で「ライチの山」を意味する神聖な山です。自然豊かな山岳地帯と歴史ある遺跡が調和したエリアは、独特の魅力を放っています。
プノン・クーレンの魅力は、なんといってもその壮大な自然と歴史遺産です。 美しい滝や雄大な眺望を楽しめるだけでなく、50を超える遺跡が点在しています。エリアを代表する遺跡には、川底に刻まれた1000本ものヒンドゥー教の彫像、巨大な象や獅子の彫像「スラードムライ」、そして山の頂にある寺院の涅槃像などがあります。
プノン・クーレンを訪問する際には、いくつかの点に注意が必要です。 山歩きに適した服装と靴を用意しましょう。また、地雷が撤去されていないエリアもあるため、必ずガイドと一緒に入山してください。
スポット名 | プノン・クーレン(遺跡群北部) |
住所 | |
アクセス | シェムリアップ市街より車で片道約2時間 ※郊外の山岳地帯なのでツアーの利用を推奨 |
料金 | 入山料:20$(約3,000円) ※正午までに入山することを要する |
遺跡以外もある!シェムリアップのおすすめ観光スポット5選
アンコール遺跡群で有名な観光都市シェムリアップは、遺跡以外にも魅力的なスポットが満載です。地元ローカルでにぎわう市場や人気のお土産店、東南アジア随一の湖など、日本では体験できない多彩な光景が広がります。
また近年は、市内を自転車で自由に巡るツアーも大人気。ここでは、シェムリアップのおすすめスポット5選を詳しく紹介します。
01|パブ・ストリート
シェムリアップの中心地にあるパブ・ストリートは、観光客と地元の人で賑わう繁華街です。通りには、色とりどりの提灯が灯り、活気あふれる音楽が響き渡ります。何百軒もの屋台が並び、カンボジア料理をはじめ、タイ料理やベトナム料理、中華料理など、世界各国の料理を楽しめるところが魅力です。
美味しい料理と音楽で盛り上がった後は、マッサージ屋で1日の疲れを癒すのもおすすめ。カンボジアの伝統療法「チュポン」やアロマオイルマッサージ、フットマッサージなど、様々なマッサージを受けることができます。
スポット名 | パブ・ストリート |
住所 | |
アクセス | オールド・マーケット(Old Market)から徒歩1分 |
02| アンコール国立博物館
アンコール国立博物館は、アンコール王朝の歴史を体感できる、カンボジア最大規模の博物館です。5000点以上もの展示品の中には、アンコール遺跡から出土した精巧な石像やレリーフ、当時の生活を垣間見ることができる貴重なアイテムなどが含まれています。
日本語音声ガイドを利用すれば、展示物の解説を聞きながら、より深く理解することも可能です。また、アンコール遺跡観光の前に訪れることで、遺跡の背景や歴史を理解し、より深く楽しむことができます。
じっくり見学するには、2時間ほどかかるので、時間には余裕を持って訪れましょう。
スポット名 | アンコール国立博物館 |
住所 | |
アクセス | オールド・マーケット(Old Market)から車で5分 |
03| プサーチャ(オールドマーケット)
300以上の店舗が軒を連ねるプサーチャ(オールドマーケット)は、シェムリアップの中心部に位置する活気に満ちた市場です。カンボジアの伝統的な手工芸品や美食が豊富に揃い、独特の土産物から地元の料理まで、幅広い選択肢が魅力。
価格交渉も可能なので、他の店舗と比較しながら、納得できる価格で購入しましょう。早朝や夕方は混雑が予想されるため、時間に余裕を持って行動することをおすすめします。
スポット名 | プサーチャ (オールドマーケット) |
住所 | |
アクセス | Avis Bus Stopより徒歩3分 |
04| アンコール・クッキー
シェムリアップ発祥のアンコール・クッキーは、アンコールワット訪問者に人気のお土産屋さんです。カシューナッツやトロピカルフルーツなど、地元の素材を使った本格的な味わいと、豊富なフレーバーが特徴。
個包装なので持ち運びやすく、賞味期限も長いため、お土産に最適です。アンコールワットをモチーフにした形も可愛らしく、見た目も楽しめます。
スポット名 | アンコール・クッキー |
住所 | |
アクセス | Giant Ibis Main Terminalより徒歩15分 |
05| トンレ・サップ湖(郊外)
シェムリアップ周辺にあるトンレ・サップ湖は、東南アジア最大の湖です。湖上には世界最大級の水上村が築かれ、家屋だけでなく学校や病院、レストランや市場まで備わった驚きの集落が形成されています。
乾季と雨季の激しい水量差によって、湖畔周辺の姿は大きく変化します。雨季には水量が増え、集落を築くことが困難になるため、住民たちは湖上での水上生活を始めました。
現在は観光クルーズ船が運行されており、人々の水上生活を垣間見るツアーが人気を集めています。特に夕陽に染まった湖はオレンジ色に輝き、神秘的な光景へと早変わり。日本語ガイド付きツアーもあり、トンレ・サップ湖の魅力を存分に堪能できます。
スポット名 | トンレ・サップ湖(郊外) |
住所 | |
アクセス | シェムリアップ市内から車で約20分 |
定番から穴場まで!プノンペンのおすすめスポット6選
プノンペンは、伝統文化と活気あふれる現代生活が融合する街です。歴史上、幾多の戦火に見舞われながらも、現在はビジネスの中心地として活気あふれる街並みが広がります。また、フランス植民地時代の面影を残すクメール王朝と近代の建物が織りなす異国情緒も魅力です。
ここでは、定番から穴場まで、プノンペンのおすすめスポット6選をご紹介します。
01|カンボジア王宮
プノンペンにある数少ない観光スポットの中でも、最大の見どころであるカンボジア王宮。現国王の住居であり、即位式や王室の重要行事が執り行われる公務の場でもあります。
19世紀後半に旧王国が完成し、その後フランス人建築家により再建されました。内部には美しい装飾品が数多く飾られ、壁や柱に彫られた伝統的な彫刻は見る者を魅了します。さらに、美しい宝石や宝飾品も展示されており、王室の華麗な歴史を肌で感じることができます。
入場料と服装には注意が必要です。カンボジア人は0.25ドルですが、外国人は10ドルと大きな差があります。また、王宮は神聖な場所であるため、カジュアルすぎる服装はNGです。肩や膝が出ない服装で訪問しましょう。
スポット名 | カンボジア王宮 |
住所 | Samdach Sothearos Blvd (3), Phnom Penh, カンボジア |
アクセス | セントラルマーケットから車で5分 |
02|ワット・プノン
1373年に建立されたワット・プノンは、プノンペンで最も高い位置にある標高27mの仏教寺院です。現在は、カンボジアの人々だけでなく、多くの観光客が訪れる聖域となっています。
繊細な彫刻で飾られた建造物は、歴史的時代の足跡と宗教的な象徴を体現しています。寺院の中央には高い塔が聳え立ち、周囲には仏像や壁画が配置され、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
入場料はわずか1ドルで、知名度が比較的低いため、観光客も多くありません。ローカルの人々の憩いの場として親しまれており、静寂の中、落ち着いて観光を楽しむことができます。
スポット名 | ワット・プノン |
住所 | ផ្លូវវត្តភ្នំ, Phnom Penh, カンボジア |
アクセス | 王宮からTukTukで12分 |
03|トゥールスレン虐殺博物館
トゥールスレン虐殺博物館(Tuol Sleng Genocide Museum)は、1976年から約3年間続いたポルポト政権下にあった「S-21(虐殺収容所)」の跡地です。子どもたちの学び舎でしたが、政敵者を拘束・尋問・拷問にかけ、権力を誇示するだけの場所へと一変します。
館内へ足を踏み入れると、想像を絶する光景が広がります。鉄製のベッドと拘束器具がむき出しのまま展示され、小さな部屋には鉄格子の窓や鍵のついた扉が不気味な存在感を放っています。 これらの設備は、収容されていた人々が逃げ出さないようにするために設置されたものです。
他にも、犠牲者となった人たちの写真や記録が包み隠さず展示されています。目を背けたくなるような凄惨な資料もありますが、未来へ向けてのメッセージも秘められています。 約2万人の一般庶民が犠牲となったこの場所は、平和への願いが込められた重要なスポットです。
スポット名 | トゥールスレン虐殺博物館 |
住所 | |
アクセス | 王宮(Royal Palace)から車で12分 |
料金 | 大人:5ドル、小人(10~18歳):3ドル |
04|プノンペンナイトマーケット
プノンペン市内にある定番スポット、ナイトマーケット。湖上集落で有名なトンレサップ湖から南へ130km、リバーサイドに位置するこのナイトマーケットは、地元の人々はもちろん、観光客にも人気の高い場所です。
小規模ながらも活気あふれる場内は、アジアンテイストの雰囲気で溢れています。日用品やお土産品など様々な商品が並ぶ中、地元ならではの伝統料理も堪能できるところが魅力。夕方から深夜まで開催されるナイトマーケットは、カンボジアの日常生活を垣間見ることができる貴重な場所です。
グルメは串焼きや揚げ物が中心で、好みの食材を選んでカゴに入れると、その場で調理してくれます。麺類や野菜も豊富で、リーズナブルな価格で楽しめるだけでなく、カンボジア流のゴザ席で味わえば、より一層風情を感じることができます。
スポット名 | プノンペン・ナイトマーケット |
住所 | |
アクセス | 王宮(Royal Palace)から車で8分、または徒歩17分 |
05|オルセー・マーケット
プノンペンの中心地に位置するオルセーマーケットは、市内最大規模を誇るローカルマーケットです。活気あふれる市場には、色とりどりの商品が所狭しと並べられ、プノンペンの暮らしが息づいています。
新鮮な野菜や果物、種類豊富な乾物、香ばしい香りが漂うお菓子など、食料品はまさに宝の山。日用品や衣類、アクセサリーも充実しており、お土産探しにも最適です。
市場の周りには、地元の人々で賑わう食堂が軒を連ねているので、買い物の合間にカンボジア料理を味わうのもおすすめ。民芸品のようなお土産はあまりありませんが、プノンペンのリアルな生活を肌で感じられる貴重な場所です。
スポット名 | オルセー・マーケット |
住所 | |
アクセス | プノンペン国際空港からタクシーで15分 (9ドル、12ドル、15ドル、約1000円、約1300円、約1600円の3段階距離制) 市内バスで10分(1500リエル、約45円) |
06|ストリート240
王宮のほど近く、100mほどの短い通りに、カフェやレストラン、雑貨店が軒を連ねるストリート240。おしゃれな雰囲気から、「プノンペンの表参道」とも呼ばれています。通りには、外国人経営のカフェやレストラン、洗練された雑貨店が並び、歩いているだけでも楽しめるところが魅力です。
通りの中心にあるのは、自家製ベーカリーとスイーツが評判のカフェ「THE SHOP 240」。2001年のオープン以来、灼熱のプノンペンで歩き疲れた人々にオアシスを提供し続けています。ビストロ風のメニューや、ティラミス、アップルタルトなど優しい甘さのスイーツは、他では味わえない美味しさです。
スポット名 | The Shop 240 |
住所 | |
アクセス | 王宮から徒歩10分 |
古代文明の息吹を感じられるカンボジアの旅へ!
本記事ではカンボジアのおすすめスポットをご紹介しました。
東南アジアに位置するカンボジアは、日本と同じアジア圏の国です。古くから栄えたクメール王朝の歴史を物語る遺跡群は、世界遺産に指定されており、多くの観光客を魅了しています。日本では体験できないようなクルーズ船に乗って水上生活を満喫したり、活気あふれる市場でローカルな雰囲気を味わったりするのも、カンボジア旅行の醍醐味です。
カンボジアには、まだまだ紹介しきれないスポットがたくさんあります。こちらの記事では、カンボジアの1日モデルコースを2パターン紹介していますので、参考にしてみてください!
\ カンボジアのモデルコースを紹介している記事はこちらから /
【2024】カンボジアの1日モデルコース2パターン!観光スポットの見どころも徹底解説
ぜひ本記事を参考にして、オリジナルのスケジュールでカンボジア旅行を満喫しましょう。