8つの保護区から形成されるケープ植物区系保護地域の面積は、地球上の表面積のたった0.04%。それでも、8600種にものぼる植物がところ狭しとひしめき合い、しかもそのうち68%はこの土地の特有種という、世界でも屈指の植物の宝庫です。2004年には世界自然遺産にも認定されました。 フィンボスと呼ばれる潅木類なら1年中かわいらしい黄色い花をつけていますが、冬が終わる8月末ごろから10月にかけて、多くの花々が一斉につぼみを開き見ごろを迎えます。保護区域内には、テーブルマウンテンや喜望峰といった代表的な見どころに加え、オーグラビスの滝やアフリカ最大級の鍾乳洞であるカンゴ・ケーブ、そしてオーストリッチ・ファームなど南アフリカの大自然を体感できる素材が豊富。それぞれどの地域も個性豊かで、上手くこの地域を取り入れることで、さまざまな旅の楽しみを提案できるでしょう。