中国各地の料理はもとより、世界中の美食が味わえる上海。しかも高級レストランからB級グルメまで、食のジャンルやレパートリーはバラエティに富んでいます。なかでも最も有名な名物料理の代表格といえば、やはり上海ガニでしょう。さっと蒸しただけのシンプルな食べ方から、濃いめの味付けで炒めたもの、豆腐や玉子と煎った料理などさまざまな調理法があり、お好みに応じて調理してもらうこともできます。

また、今では日本人にもすっかりお馴染みの小籠包（ショーロンポー）も実は上海が発祥の地。市内には行列ができるほどの名店が数多くあります。小籠包の薄皮の中にはアツアツの肉汁がたっぷり。薬味の千切りショウガを添えていただきましょう。中国では小籠包のような小皿料理を「小吃（シャオチー）」といいますが、上海は小吃のメッカ。軽食からスイーツまでさまざまな種類の小吃があるので、街角で小吃屋台や専門店をみつけたら気軽にトライしてみましょう。

味覚だけでなく、上海ならではのラグジュアリーな空間も十分に楽しむなら、ぜひ西洋風の邸宅レストランへ。旧フランス租界エリアには、歴史を感じさせるシックな西洋建築がお洒落なレストランとして生まれ変わっています。料理の種類はモダンチャイニーズやフレンチ、イタリアンなどお店によってさまざまですが、どこもアンティークな家具や装飾品をさりげなく置いていて、まるでオールド上海にタイムスリップしたよう。

もうひとつお薦めのエリアが外灘（バンド）です。外灘３号、５号、18号といったファションビルの上層階には眺望の素晴らしい高級レストランが入っています。ほんの少しおめかしをしてレディ気分で出かけてみましょう。スタイリッシュで贅沢なインテリアと極上の料理ととともに、夜はライトアップされた夜景も最高のご馳走となるでしょう。

上海のおいしいお店や洋館レストランなどの情報は、「ぐるナビ上海」などを参考に探してみましょう。
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