超高層ビルが林立する陸家嘴金融貿易中心区はアジア屈指の国際金融街です。中でもひときわ高くそびえるのが「上海森タワー」こと上海環球金融中心。ここには地上474mの世界一の高さを誇る大展望スペース(地上100階)をはじめ地上97階と94階の3つの展望フロアがあり、ガラス張りの空間からダイナミックな上海の街並みを眼下におさめることができます。また、最高級ホテルのパーク・ハイアットのほか、レストランやショッピングモールなど商業施設も充実しています。
上海駅から蘇州河をはさんで西岸にあるM50は、まぎれもなくアジアでもっともホットなエリアです。かつての倉庫街が、今世紀に入り最先端のアートギャラリーが集積するトレンディなスポットに生まれ変わりました。ここには約100軒以上のアートギャラリーがあり、絵画や彫刻、オブジェ、写真など国内外のファインアートをつぶさに鑑賞することができます。斬新でユニークな作品が多く、海外のアートシーンからも常に最注目されています。
かつてのフランス租界地だった路地裏に、お洒落なカフェやレストラン、雑貨ショップなどが集まる一画があります。古代中国の有名な画家の名前をとって「田子坊(ティエンズーファン)」と名付けられたその界隈は、たとえるなら「上海のソーホー」のよう。石庫門という石造りの伝統民家を現代風に改装した個性あふれるハイセンスなインテリアのお店が並びます。味で評判のイタリアンやフレンチのお店もあれば、本格和食レストランにレゲエ・バー、テラスカフェなどさまざま。アーティスティックなギャラリーをのぞくのも楽しみのひとつです。
クラシックな西洋建築が並ぶ外灘(バンド)の南は、かつてもっとも古い船着場でしたが、今はもっとも新しいトレンディスポットとして生まれ変わりました。「老碼頭(The Cool Docks)」と名付けられたそのエリアはレンガ造りのレトロな建物をお洒落に改装し、インド料理店や地中海料理店、有機野菜を使った中華料理店などグルメなレストランやカフェが入っています。問屋街など昔ながらの下町風情が残る周辺界隈の探索もオススメ。
かつて日本租界があった虹口区に誕生した新感覚の商業スポット。その名の通り1933年に建てられた食肉加工場だった建物を改装しています。アールデコ風の幾何学模様がファサードを飾り、とても食肉加工場だったとは思えないほど美しい外観。お洒落なレストランやブティック、流行のシガーバーなど、高感度なお店が入っています。ユニークな建築構造も評判で、最上階には床や壁が全面ガラス張りの不思議な空間が広がっています。
上海のトレンディスポットの代表格といえば新天地です。伝統家屋の「石庫門」を改装し、上海レトロモダンのさきがけとなりました。北里と南里のふたつのブロックに別れていて、スタイリッシュなブティックや雑貨ショップ、カフェ、レストラン、バー、ギャラリーなど、流行の先端をいくお店が集まっています。カフェテラスがはり出す北里のメインストリートは、まるでヨーロッパの街並のよう。ライトアップされた夜の新天地はいっそうロマンチックです。
上海からバスで1〜2時間のエリアには「東洋のベニス」と呼ばれる水郷都市が点在しています。この地方は、古くから町をはり巡らす水路を使って船で物資を運び、多くの富と繁栄を築きあげたのです。
楓古鎮も上海から日帰りで行ける水郷の街。古鎮とは古い町の意味ですが、ここも約700年前に築かれました。運河沿いには白壁に黒瓦の昔ながらの家々が並び、元の時代からだという石橋がところどころにかかっています。まるでタイムスリップしたような旅情を味わえるでしょう。
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