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海外修学旅行はSARSの影響薄れ急速に回復 修学旅行の海外志向はすでに定着
高校生の海外修学旅行が今年に入り急早に回復している。この理由は昨年発生したSARSの影響が薄れたためで、再び各高校の目が海外に向き始めているようだ。
01年の同時テロの時も、翌年にはほぼ、テロ前の水準に戻っており、今回のSARSの場合も「それほど回復は遅くならないだろう」というのが一般的な見方であった。
ただ、回復があまりに早いことから、「修学旅行の海外志向がすでに定着している証拠で、海外修学旅行を阻害する要因が薄まれば短期間に回復するのは当然」(関係者)と分析している。
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表は文部科学省提供。平成15年度以降の回復が予想されている >拡大して見る
写真は、マレーシア政府観光局提供、都立国際高校の生徒達
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入学学生の獲得に海外修学旅行は効果的
子供の少子化に伴う学生数の減少から海外修学旅行を積極的に進めている高校も多く、数年後には全国の高校の30%にまで増加するだろうとの予測もだされている。
特に少子化から都立や県立、私立高校では定員割れする高校も増加しており、魅力ある学校を学生にアピールする上で、海外教育学習は重要な要素になっている。
また、保護者側も国際教育に対する理解が高まり、海外修学旅行での国際交流に対する教育的効果への期待が大きいことも挙げられる。
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写真は、ハワイ州観光局提供
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観光局も受け入れに積極的、情報収集源として活用を
外国の観光局も、高校生の修学旅行生の受け入れに積極的で、学校交流や文化交流、現地情報の提供などに力をいれている。
学校側も、より充実した海外修学旅行を実施するためには行き先の文化、歴史、交流、安全対策、交通機関などきめ細かい情報の収集が不可欠で、こうした機関からの情報収集を積極的に活用することも一つの方法だろう。
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