北欧航空SAS、スウェーデン政府は新たな資本注入計画せず

北欧航空SAS、スウェーデン政府は新たな資本注入計画せず
スウェーデンのThorwaldsson産業相は7日の記者会見で、政府は赤字に陥っている航空会社SASに新たな資本を注入せず、同社の長期的な株主にはならないとの方針を示した。写真は2020年3月、デンマークのカストルプで撮影(2022年 TT News Agency)
[オスロ 7日 ロイター] - スウェーデンのThorwaldsson産業相は7日の記者会見で、政府は赤字に陥っている航空会社SASに新たな資本を注入せず、同社の長期的な株主にはならないとの方針を示した。
スウェーデンとデンマーク両政府がそれぞれ21.8%出資するSASは先週、再建計画に十分な進展がなかったと発表。債務を株式に転換し、現金95億スウェーデンクローナ(9億7000万ドル)の調達を希望するとし、未達の場合は流動性問題が生じると警告した。
同相は、SASが債務を株式化することは容認するとした。
デンマーク政府は今のところ、再建計画に反応を示していない。

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