その出張、サステナブルですか?…従業員は環境への影響を軽減するための対策を求めている

Business travelers who go by train can reduce their carbon footprints

電車で移動すれば、二酸化炭素排出量を削減することができる。

Westend61/Getty Images

  • ビジネス旅行者はその移動方法を変えてでも二酸化炭素排出量を削減したいと考えている。
  • 企業は、社員たちの考え方の変化に対応するため、サステナブルな旅行プログラムを導入している。
  • だが、標準化された二酸化炭素排出量計算式がなく、報告の方法も統一されていないため、なかなかうまくいっていないのが現実だ。

出張する人の多くは、仕事のために飛行機に乗ったり、車を運転したりすることは、気候変動に見合うだけの価値がないと考えている。

ビジネスで出張していた人の大半は、新型コロナウイルスのパンデミックによるロックダウンにより、空港のラウンジより自宅のソファで仕事をする時間の方が長くなってしまっている。再び出張が増えている現在、多く人は、飛行機のマイレージやレンタカーのポイントを貯める意味を改めて考えている。しかし、なかなか明確なイメージを持つことができていないのが現状だ。

出張・経費管理に特化したクラウドサービスを提供するSAP Concurが、1000人の出張者を対象に実施した最近の調査では、回答者の88%が、環境への影響を減らすためなら、あまり高級でないホテルでもよいし、車ではなくバスで移動してもよいと考えていることが分かった。

この調査では、回答者の約10人に4人が「出張の回数を減らし、その期間を長くする」、40パーセントが「好みではなくても環境に優しいホテル」に泊まる、そして約3人に1人が「公共交通機関を利用する」と回答している。

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