京都市観光協会と広島県観光連盟、訪日誘客などで連携
京都市観光協会は1日、広島県観光連盟と情報発信などで連携すると発表した。ともに訪日客に人気の観光地で、新幹線で約1時間半と距離的にも近い点を生かし、両地域をセットで回るプランを提案するなどの事業で協力する。
「ひろし・みやこ同盟」と題した連携協定を8日に結ぶ。京都市観光協会が他の自治体の観光団体と個別に連携協定を結ぶのは初めてという。同協会の土居里枝事務局長は「京都は寺社、広島は平和学習などの関心が高く観光テーマが重複していないため相乗効果を出しやすい」と話す。JR西日本京都支社が相互の誘客などで協力する。
国内旅行の需要喚起でも協力する。土居氏は「両地域は修学旅行の目的地としても人気で、サッカーやバスケットボールのプロチームがあるなど実は共通点が多い」と指摘。ファンの応援ツアーや観光マナー向上などの企画にも共同で取り組む考えだ。
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