米、キューバ渡航便の制限解除 トランプ前政権が導入

米、キューバ渡航便の制限解除 トランプ前政権が導入
 米政府は6月1日、キューバに対する一連の渡航便制限を解除し、首都ハバナ以外への米航空会社の乗り入れを解禁した。渡航制限はトランプ前政権がキューバへの圧力を強めるために導入していた。写真は両国の国旗を持つ人々、キューバのサンタクララの空港で2016年8月撮影(2022年 ロイター/Alexandre Meneghini)
[ワシントン 1日 ロイター] - 米政府は1日、キューバに対する一連の渡航便制限を解除し、首都ハバナ以外への米航空会社の乗り入れを解禁した。渡航制限はトランプ前政権がキューバへの圧力を強めるために導入していた。
ブリンケン国務長官は制限解除は「キューバの人々を支援するためで、米国の外交上の国益にも合致する」と表明した。米運輸省がブリンケン氏の要請で解除を命じた。
バイデン政権は先月、トランプ前政権下で導入されたキューバへの送金や渡航などに関する規制の一部を緩和する方針を示していた。
米航空会社が運航するハバナ以外の8カ所の国際空港への定期便やハバナ以外の全ての空港に乗り入れるチャーター便が規制の対象となっていた。

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