来月から水際措置見直し、入国者1日当たり1万人から2万人に引き上げ

来月から水際措置見直し、入国者1日当たり1万人から2万人に引き上げ
松野博一官房長官は20日午後の記者会見で、6月からの水際措置見直しで、入国者のめどを1日当たり1万人から2万人に引き上げるとの方針を明らかにした。資料写真、2021年10月5日(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 20日 ロイター] - 松野博一官房長官は20日午後の記者会見で、6月からの水際措置見直しで、入国者のめどを1日当たり1万人から2万人に引き上げるとの方針を明らかにした。
松野官房長官によると、厚生労働省のアドバイザリーボードで大型連休後の新型コロナウイルスの感染状況が大型連休前の水準より低いとの報告を受けたことなどを踏まえ、6月1日から水際措置の見直しを実施することになった。
具体的には、ウイルス流入リスクの低い国からの入国者に対しては「入国時検査と待機を求めない」と説明。その対象になる国・地域は主要7カ国(G7)諸国を含め、全体の80%程度になると述べた。具体的な国・地域については来週、公表する。
また、1日当たりの入国者のめどを現在の1万人から2万人に引き上げるが、上記の緩和措置により「円滑な入国が可能になる」とした。
外国人観光客の受け入れに関しては、観光庁が実施を予定している実証事業の結果を踏まえ、旅行会社や宿泊事業者が留意すべき点をまとめたガイドラインを作成することになっており、その準備状況などを踏まえて時期を判断すると説明した。

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