JAL、6~7月の国際線運航率低下 アジアで大幅減便継続
日本航空(JAL)は20日、6~7月の東アジア方面などの国際線運航計画を発表した。当初計画に対する運航数を示す国際線運航率(2020年度計画比、便数ベース)を一部路線を除き、6月は40%、7月は48%に引き下げた。3月の前回発表(北米線などのみ)時は6月が54%、7月は62%だった。中国で新型コロナウイルスの感染が再拡大し、アジアで大幅な減便を続ける。
20日はソウル線を除く東アジア路線の計画と、一部の東南アジア路線の追加増便を発表した。追加発表分の運航率は6~7月ともに2割弱で、国際線全体の運航率を押し下げた。6月は52路線4020便のうち2430便、7月は45路線3534便のうち1843便を減便する計画。欧州とソウル路線の6~7月分、メルボルン、台北、グアム線の7月分の計画は今後発表する。
東京(羽田・成田)ー香港線は週に往路4便、復路2便を運航しているが、6月から週10往復に増やす。成田発着のクアラルンプール線とジャカルタ線や、羽田ーマニラ線も増便する。成田ークアラルンプール線は7月から毎日運航する。5月の国際線運航率は33%とした。