訪日クルーズ寄港ゼロ続く 21年統計 国内運航は19.3%増
2022.04.04 00:00
国土交通省によると、21年(1~12月)にクルーズ船で入国した訪日旅客数はゼロだった。コロナ禍で20年3月以降、日本船社・外国船社とも国際クルーズは運航休止が続いており、再開への見通しが立っていない。
訪日クルーズ旅客数は17年の252万9000人をピークに減少傾向にあり、18年245万1000人、19年215万3000人、20年はコロナ禍により12万6000人にまで激減した。
一方、日本船社による国内クルーズは20年7月以降、徐々に再開と休止を繰り返しながらも動きだし、21年の総寄港回数は前年比19.3%増の420回を数えた(船内で1泊以上するクルーズが対象)。郵船クルーズ、商船三井客船、日本クルーズ客船、せとうちクルーズの4社が運航し、月別では4月と10~12月に4社計で50回以上の寄港回数を記録した。
港湾別では、1位が広島県尾道市のベラビスタマリーナ82回(前年1位53回)、2位横浜港72回(同2位47回)、3位神戸港24回(同3位29回)となった。
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