香港、新型コロナ対策を来月から緩和 航空機乗り入れ一部再開

香港、新型コロナ対策を来月から緩和 航空機乗り入れ一部再開
 3月21日、香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、新型コロナウイルス対策を来月から一部緩和すると発表した。写真は香港国際空港のチェックインカウンター。(2022年 ロイター/Tyrone Siu)
[香港 21日 ロイター] - 香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は21日、新型コロナウイルス対策を来月から一部緩和すると発表した。9カ国からの旅客機乗り入れを再開し、隔離期間を短縮する。
世界の多くの地域が「ウイルスとの共生」に移行しつつある中で、香港の厳格な措置には地元企業や住民から批判が出ていた。
4月1日からオーストラリア、英国、カナダ、フランス、インド、ネパール、パキスタン、フィリピン、米国からの航空機乗り入れを解禁する。
入境時の隔離は検査結果が陰性なら従来の14日から7日間に短縮される可能性がある。これまでは4月20日まで対策を継続する方針を示していた。
学校での対面授業は4月19日から、スポーツ施設などの公共施設は4月21日から再開する。
また居住者全員を対象に行う予定だった新型コロナウイルス検査は、適切な時期でないとの専門家の助言を受け入れて棚上げするとした。
社会的距離(ソーシャルディスタンス)は4月21日から段階的に緩められる。午後6時以降も外食が可能になり、第2段階ではナイトクラブ、パブ、ビーチなどが再開される。マスク着用義務も緩和される。

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