ホテルニューオータニ(東京都千代田区)は 2月 24日、宴会場「芙蓉」での 22年新規事業発表会において、長期滞在者向けの新サービス「ホテルニューオータニサービスアパートメント」を 4月 1日に開業することを発表した。
同ホテルは東京都が推進するテレワークやワーケーションへの支援事業として、20年夏から長期連泊プランを販売し、2連泊以上の利用が 19年時と比較して21年は約 5倍に増しているという。
メインターゲットはセカンドハウス、テレワーク、長期出張といった生活とビジネスの拠点、自宅のリノベーションや転居前の仮住まい、通院や子どもの受験期間中の滞在などでの利用を見込む。それぞれのニーズに合わせたラインナップを提案できることに加え、賃貸住宅のような手続き、審査、手数料などが不要であることや、滞在に必要な最低限の設備が整っていることも特徴として挙げた。
客室タイプは 6泊から利用できるガーデンタワースタンダードルームやデラックスルーム、スイートをはじめ、日本文化ならではの内装・室内空間に仕上げてヒノキ風呂やキッチンなど完備した「新江戸レジデンス」も用意。
また、電動マイクロモビリティのシェアリングサービスを展開する(株)Luupと提携し、電動キックボードおよび電動アシスト自転車を計 58台分設置した「LUUPポート」を敷地内に設けた。滞在中は無料で利用可能とし、滞在ゲストの利便性向上のほか、MaaSの実証実験として地域活性化への貢献を狙う。
料金はガーデンンタワースタンダードルーム(27m2)の価格で6泊15万円〜、12泊24万円〜、30泊36万円〜にて販売し、4月1日〜9月30日までを第1期の期間として展開する。
“街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”をミッションとした、マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」