メルパルク6施設営業終了 9月末で、コロナ影響か

ホテル運営のメルパルク(東京)は、仙台市や長野市などにある6施設の営業を9月末で終えると16日までに発表した。土地、建物を所有する日本郵政不動産(東京)との賃貸借契約の終了を機に撤退する。理由は明確にしていないが、新型コロナウイルス流行で宿泊客や結婚式場利用者が減少し、経営が厳しかったとみられる。

メルパルクは婚礼大手ワタベウェディング(京都市)の完全子会社で、郵政不動産からホテルと会議場計11施設の運営を委託されている。うち東京・港区、京都市、岡山市、松山市を加えた6施設の運営から退く。名古屋市、大阪市、熊本市の3施設は10月以降も営業を継続。横浜市、広島市の2施設は今後、継続か撤退かを判断するという。

メルパルクの担当者は取材に対し、営業終了の理由について「答えられない」と話した。郵政不動産の担当者は、6施設の今後の活用策について「検討中」との説明にとどめた。

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