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新型コロナウイルスの感染が拡大したこの2年で、全国30か所のスキー場が休業や廃業に追い込まれた。今季は雪も多くゲレンデ状態は良好だが、営業にこぎつけても「まん延防止等重点措置」の適用などで、苦戦が続くスキー場もある。
外国人観光客の誘致に力を入れてきた新潟県では、今季5か所のスキー場が営業を休止した。南魚沼市の五日町スキー場は、昨季までの収益の大幅な落ち込みに加え、今後の感染状況が見通せないとして、休業を選択した。運営会社の担当者は「小さなスキー場が経営を維持するのは大変厳しい」とこぼす。
佐賀県内で唯一のスキー場だった佐賀市の「天山スキー場」の運営会社は今年1月、「数年来の雪不足と新型コロナの影響」を理由に廃業を発表。その後、佐賀地裁から破産手続き開始決定を受けた。福岡市から車で約1時間という立地が人気で、シーズンに10万人以上が訪れることもあったが、経営悪化には耐えきれなかった。
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