岸田文雄首相は8日、茨城県の名峰・筑波山の観光関係者らと官邸で面会し、新型コロナウイルス禍で影響を受ける観光支援について「タイミングを見極めて力を入れていきたい」と応じた。同県つくば市の五十嵐立青(たつお)市長が面会後、記者団の取材に答えた。
五十嵐氏は、鮮やかな和服に身を包んだつくば市の観光大使らとともに首相を訪問した。観光大使らは同市で毎年開かれていた「筑波山梅まつり」にちなみ、首相に梅の花束などを贈呈した。首相は「コロナ禍を皆で乗り越えて、来年こそは素晴らしい梅まつりを開催いただければ」と強調し、政府として「コロナ対策をしっかりやっていきたい」と応じた。
今年の梅まつりは、同県が対象に含まれる蔓延(まんえん)防止等重点措置が21日まで延長となり、開催が見送られた。