ウクライナ便停止相次ぐ 航空大手、過去に撃墜も

キエフ郊外ボリスピリ国際空港に駐機するエールフランス機=13日(ロイター=共同)
キエフ郊外ボリスピリ国際空港に駐機するエールフランス機=13日(ロイター=共同)

ウクライナ情勢が緊迫の度合いを増す中、欧州の航空大手が相次いでウクライナ便の運航停止や同国空域の飛行回避に踏み切った。ロシアがウクライナ南部クリミア半島を編入した2014年にはウクライナ上空でマレーシア航空機撃墜事件が発生した経緯もあり、航空各社は警戒している。

KLMオランダ航空は今月12日、ウクライナ首都キエフへの運航休止を発表、ウクライナ上空の飛行も停止した。マレーシア機撃墜事件では、犠牲者298人のうち約3分の2がオランダ人だった。

ロイター通信によると、ドイツのルフトハンザグループも19日、キエフとウクライナ南部オデッサへの航空便の運航を21日から2月末まで停止した。

英ブリティッシュ航空もロンドンとアジアを結ぶ航空便について、ウクライナ空域の飛行を回避しているもようだ。(共同)

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