関西エア、航空会社と運航データ共有 日本初のシステム
関西3空港を運営する関西エアポートは9日、飛行機の運航情報をリアルタイムで航空会社や航空局などと共有する新たなシステムの運用を始めたと発表した。飛行機の到着が遅れた場合などの対応が円滑になるという。2025年までに航空会社への駐機場割り当てもシステムで行えるようにし、空港の効率運用につなげる。
関西国際空港に空港運用データベース(AODB)と呼ばれるシステムを国内で初めて導入した。まずは飛行機の運航情報を共有し、今後は各フライトの予約状況や空港施設の利用状況なども同じシステムで確認できるようになる。
現在は、どの航空会社がどの駐機場を使うかは事前に決まっており、飛行機が遅れると、短時間で割り当てを変えるのが難しかった。運航や予約状況のデータから空港施設を使う旅客数を予測できれば、「限られた施設を無駄なく使え、旅客の待ち時間を減らせる」(同社)という。
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