ニュージーランド航空、国際線再開へ準備 7月から観光客含む入国規制緩和で

ニュージーランド航空、国際線再開へ準備 7月から観光客含む入国規制緩和で

ニュース画像 1枚目:長月ぽっぷさん 2016年8月19日撮影 ZK-OKQ ボーイング777-319/ER ニュージーランド航空
© FlyTeam 長月ぽっぷさん
長月ぽっぷさん 2016年8月19日撮影 ZK-OKQ ボーイング777-319/ER ニュージーランド航空

ニュージーランド航空は、ニュージーランド政府が2022年7月ごろから日本発の観光客を含む渡航者の受け入れ再開方針を受け、本格的な国際線の運航再開に向けた準備を開始しました。コロナ禍を受けて駐機・保管していたボーイング777-300ER型を2022年2月8日(火)、オークランド空港の発着で試験飛行を実施しました。飛行したのは、機体記号(レジ)「ZK-OKQ」で、約4週間かけて整備作業が進められ、およそ600日ぶりに運航されました。

ニュージーランド航空は2月10日(木)からこの機材を使用し、ニュージーランド発着のオーストラリア、アメリカ・ロサンゼルス間で貨物専用便を運航する計画です。特に、ニュージーランド産のサーモン、ラム肉、海産物、医薬品などを輸送します。日本路線は7月3日(日)まで、成田/オークランド線を木曜日に運航。7月4日(月)以降は、成田、オークランド発とも火・木・土の週3便運航を計画しています。

ニュージーランド政府はオミクロン株のリスク抑制するため、2022年1月に予定していた入国規制の緩和を2月末に延期。追加延期することなく、2月28日(日)から段階的に入国規制の適用免除を拡大していきます。入国の条件は、新型コロナのワクチン接種を完了し、政府が指定する施設での隔離から自宅隔離で入国が可能になります。さらに、空港到着時に迅速抗原検査キットが配布され、到着後の検査も求められています。

緩和対象は、まずオーストラリア発の渡航するニュージーランド国民、永住者、重要な産業の勤務者などで開始、3月14日(月)には同じ条件を全世界に拡大します。7月ごろに、オーストラリアからの全ての渡航者、日本を含むビザ免除国の観光目的など一般の渡航者受け入れを開始し、10月にはビザ申請の受け付けを通常どおりに再開する計画です。

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