小田急箱根HD、登山鉄道とロープウエーの運営会社合併
小田急箱根ホールディングス(HD)傘下の箱根登山鉄道(神奈川県小田原市)と箱根ロープウェイ(同市)は11日、4月1日付で合併すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大や災害発生により経営環境が厳しくなっており、事業の親和性が高い2社の経営資源を集中し、グループの経営体制を強化する。
国交省の認可を前提とし、箱根登山鉄道を存続会社として合併する。小田急箱根HDは小田急電鉄の箱根エリアの事業を統括し、傘下の箱根登山鉄道は登山電車とケーブルカー、箱根ロープウェイはロープウエーを運行し、「ゴールデンコース」と呼ぶ箱根観光の代表的な交通手段となっていた。事業内容などが比較的類似している2社は合併するが、グループでバスや船舶を手掛ける事業会社は存続するという。