面積2倍以上に拡張へ ユニバーサル・スタジオ北京
【北京=多部田俊輔】北京市政府は1日、米系テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ北京(USB)」を中核施設とする「ユニバーサル北京リゾート(UBR)」を拡張する計画を明らかにした。面積を従来の2倍以上に拡大し、2軒しかないホテルを7軒まで増やす考えを示唆した。観光客を増やし、地域経済の振興をめざす。
北京市の崔述強・常務副市長が同日の記者会見で拡張計画に言及した。9月に正式開業したUSBの面積は1.6平方キロメートル。崔副市長によると、拡張を計画している2期の面積は2.2平方キロメートルとしている。
拡張計画の詳細は明らかにしていなかったが、崔副市長は「もともとホテル7軒を建設する計画で、現在は2軒しかない。多くの旅行客が来て遊びたいと思っているが、ホテル客室数に限界がある」と指摘した。
崔副市長は新型コロナウイルスの感染防止のために利用客数を制限しており、これまでの1日の平均利用客数は1万人余りと明らかにした。USBの運営会社には北京市の国有企業が7割出資し、北京市政府の意向が事業計画を左右する仕組み。
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