シンガポールとマレーシア、陸路でもワクチン接種者の往来再開

シンガポールとマレーシア、陸路でもワクチン接種者の往来再開
 11月29日、シンガポールとマレーシアは新型コロナウイルスのワクチン接種者を対象に陸路での往来を再開した。シンガポールのショッピングモールで18日撮影(2021年 ロイター/Edgar Su)
[シンガポール 29日 ロイター] - シンガポールとマレーシアは29日、新型コロナウイルスのワクチン接種者を対象に陸路での往来を再開した。シンガポール政府のガイドラインによると、両国の市民や永住者、長期滞在資格保持者は隔離措置なしでの往来が可能になる。
シンガポール出発前の検査で陰性であることが条件となる。マレーシア到着後の検査でも陰性反応が必要になる。シンガポールも28日、変異株「オミクロン」を巡る懸念から到着後の検査を義務付けた。
両国間では空路の往来も29日に再開された。
シンガポールではワクチン接種率が85%、マレーシアでは約80%に達している。
シンガポールは高齢化が進む中、レストランから半導体産業まで、マレーシア南部に大きく依存しており、パンデミック(世界的大流行)前には多くのマレーシア人が国境を越えて通勤していた。

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