ANA、10~1月に一部国際線を増便 出張需要見込む
全日本空輸(ANA)は19日、10月~2022年1月に羽田―ホノルル線や成田―ムンバイ線など国際線の一部路線を増便すると発表した。全25便を増便するほか、羽田―ウラジオストク線や関西空港着の北米路線などで11便の臨時便を運航する。同社は「出張需要が少しずつ回復している」(広報担当者)としている。
年末年始は日本や海外からの帰国需要を見込んでいるほか、ホノルル線は観光需要も想定している。12月の運航便数(臨時便含む)は1269便となり、9月14日の前回発表から25便増える。11月は2便、1月(1~11日)は8便の増加。一方、羽田―シドニー線の減便などで10月は19便減る。
2020年度計画比の国際線運航率は、各月とも20%程度となっている。ANAは国内線でも、10月17~30日に5路線136便の臨時便を設けた。政府の緊急事態宣言の解除などでビジネス需要と観光需要がともに回復傾向にあるという。
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