NEC、熊本・阿蘇で顔認証の実証実験 15日から観光で
NECは熊本県と連携し、観光分野で同社の顔認証技術を活用する実証実験を15日から同県内で始めると発表した。観光客がスマートフォンにアプリを取り込み顔写真などを登録すると、飲食店や体験型プログラムをスムーズに利用できるという。12月15日まで、阿蘇地域で提供する13の商品・サービスを対象に実施する。

13の商品・サービスのチケットは県公式観光予約サイトで購入する。購入した観光客はスマホの専用アプリで事前に自分の顔を登録し、その上で利用店舗でタブレットを使って認証されると食事やドローン操縦体験といったサービスなどが提供される。
NECと県は2020年8月に連携協定を結んだ。今回の実験を通じ、新型コロナウイルスの感染防止対策をしながらの新常態(ニューノーマル)での新たな観光のあり方を提案する。